開幕が4日後に迫るパリオリンピックを前にIOC=国際オリンピック委員会の総会が現地パリで22日、始まりました。

バッハ会長やフランスのマクロン大統領などが出席したセレモニーは、フランス国内のアーティストたちによるパフォーマンスを交え、華やかな雰囲気で行われました。

この中でバッハ会長は、「世界中で起きているあまりにも多くの戦争や紛争など、人々を引き裂く困難は数え上げればきりがない。だからこそ人々は希望や団結の象徴として、パリオリンピックを待ち望んでいる。選手たちは、オリンピックというひとつ屋根の下で、いかに平和的に共存するかを私たちに示してくれるだろう」とあいさつし、大会の意義を強調しました。

また、マクロン大統領は、「新型コロナウイルス、戦争、インフレなど多くの困難があるなかでもこの大会を開くために関わったすべての人に感謝したい。イスラエルやパレスチナ、ウクライナの選手たちも集まるこの大会が平和や希望の時となるようにしたい。世界中の世代や国、男女の違いを乗り越える架け橋となりうることをうれしく思う」と歓迎の意を示しました。

パリオリンピックに合わせたIOCの総会では、今後の大会の開催地選考や新たに設けるコンピューターゲームを競技として行う『eスポーツ』の大会などについて議論が行われる予定です。

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