第95回都市対抗野球大会で3大会ぶりの優勝を狙う東京都・東京ガスの「かわいすぎるダイヤモンドサポーター」がファンの注目を集めている。同社のオリジナルキャラクター「パッチョ」だ。ナインの心に火をともすと言われるその魅力を、笹川晃平主将(30)にたずねた。
5年ぶりに出場全32チームがそろって東京ドームで行われた19日の開会式。笹川主将がパッチョのぬいぐるみを腕に抱いて参加すると、SNS(ネット交流サービス)では「かわいすぎる」「各チーム自社のぬいぐるみを抱えてほしい」などと大きな反響を呼んだ。
パッチョとともに開会式に臨んだ理由について、笹川主将は「普段は別々に働く社員みんなが分かるマスコットということで、パッチョにサポーターとして入ってもらっている。『せっかくなら一緒に参加したら』とマネジャーにすすめられて、開会式に連れて行った」と明かし、「持っているのに疲れてきて、ああいう(抱きかかえるような)持ち方になった」と話した。
同社のホームページによると、パッチョは「人間の心に火をともすために火の国からやってきた王子」で、体はガスの炎を表す青色。他に電気の国からやってきた「電パッチョ」、水の国からやってきた「水パッチョ」の計3体がおり、ファンからは愛らしいお尻の形も人気を集めている。
八尾市・ミキハウスとの1回戦が行われた21日、三塁側の応援席では3体のパッチョがうちわを持ってダンスを披露し、スタンドを沸かせた。試合は五回に元プロ野球・巨人の先発・桜井俊貴投手(30)から2点を奪って東京都が逆転勝利。2年ぶりの初戦突破に、笹川主将は「相手が元プロだと意識せずに初球から振っていった結果、五回に攻略できた。地に足をつけて次も戦いたい」。頼もしいサポーターの応援も背に受け、2021年以来の頂点へ、勝利への闘志を燃やす。【皆川真仁】
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