(21日、第106回全国高校野球選手権福井大会 美方2―9北陸)
チームのテーマは「下克上」「打倒、強豪私学」。昨夏の福井大会覇者の北陸を相手に、先発メンバー全員3年生で挑んだ美方が食い下がった。
北陸のこの日の先発は直球が140キロを超える本格派の井黒晃佑投手(3年)。美方打線は3点を追う四回表無死一、二塁の好機で酒井鼓旺選手(同)が左前安打を放った。二塁走者の末友陽選手(同)が相手の好返球で本塁タッチアウトになったが、意気消沈せずここから打線がつながる。角野結人主将(同)らの連打などで2点をかえした。
しかし六回に北陸打線が爆発し、4長短打や三塁手の角野主将の悪送球などで一気に6点を取られてコールド負けした。
角野主将は「食らいついていこうと、みんなでぶつかった。大事なところで自分がエラーをして悔しいが、みんな全力は出せた。最高のメンバーたちに感謝したい」と涙はなかった。(鎌内勇樹)
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