「ルリーロポーズ」で記念撮影に応じる久留米市の原口市長(前列左)やルリーロ福岡の西村主将(前列右)ら=福岡県久留米市で2024年6月26日午後2時55分、林大樹撮影

 ラグビーの国内最高峰リーグ「リーグワン」に、2024-25シーズンから「ルリーロ福岡」が初参戦する。チームによると、リーグワンに親会社を持たないチームが加わるのは初めてで、チームは12月21日の開幕に向けて地元自治体と手を取り合いながら準備を進めている。

 「地域のバックアップはすごく心強い」。6月下旬、ルリーロの島川大輝代表(41)は感謝を述べ、福岡県久留米市の原口新五市長とホームエリアに関する協定書を取り交わした。

 ルリーロは、宗像サニックスブルースなど福岡県内にあったラグビーチームが相次いで休・廃部したこともあり、2022年春に福岡県うきは市を拠点に設立。地域リーグで成績を残すなどして、リーグワン参入が認められた。新シーズンは3部に入り全国の5チームとリーグ戦を戦う。

 久留米市には、ホームスタジアムを置く予定で、7、8試合の開催が予定されている。競技を通じたイベントの開催、選手の発掘や育成なども進めていくことになり、原口市長は「待ちに待った協定で、お互いに高めていきたい」と締結を歓迎した。

 ルリーロが同様の協定を結ぶのは7自治体となる。今後も各自治体と連携を進め、チーム認知とファンやスポンサーの獲得を目指し、前例のない挑戦に立ち向かうことにしている。【林大樹】

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