(15日、第106回全国高校野球選手権栃木大会1回戦 宇都宮北14―3鹿沼東)
宇都宮北が2日連続となった雨中の戦いを制した。14日は二回裏2死で継続試合になり、この日も雨は続いた。しかし、選手たちは集中力を失わず、四回に8長短打で7点を奪って逆転した。
適時打を含む2安打を放った主将の藤田歩武(3年)は「雨で試合がないかもしれないと思ったけれど、試合になったらスイッチを入れて切り替えることができた」。
先発の鈴木皓介(3年)も粘投した。14日は雨で球が滑った影響もあり、一回に2点を失った。だが、この日は六回まで投げて毎回走者を出しながら、相手打線を四回の1点に抑えた。鈴木は「反省を生かしてうまく対応できた。14日にそのままやるよりも、一回流れを断ち切って、新しいゲームとして取り組めたのがよかった」と振り返った。
鈴木弘幸監督は試合前、「我慢比べだからね」と話したという。その期待に選手たちが応えた。(由利英明)
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