J2の鹿児島ユナイテッドFCは13日ホームでザスパ群馬と対戦。終盤にドラマが待っていました。

アウェー戦の連敗で、再び降格圏内の18位に転落したユナイテッド。3試合ぶりの勝利をかけて、ホームで最下位の群馬を迎え撃ちました。

時折、雨脚が強まる悪天候の中、スタジアムに駆けつけたファン・サポーターは約5200人!

ユナイテッドは、7試合ぶりにスタメン出場の中原を起点に厚みのある攻撃を展開します。

前半27分、中原のパスを受けた外山がクロス!このボールに鈴木!

30分には相手のクリアボールを拾った田中から、中原がワンタッチでクロスを上げると、外山がボレーシュート!

しかし、ゴールネットを揺らすことはできません。

後半に入っても、ユナイテッドは群馬ゴールに迫ります。

9分には田中のシュート!さらに、24分には中原のミドルシュート!

勝利への執念を見せる選手たち。

すると、後半45分、鈴木のパスに反応した途中出場の有田が自ら運んでシュート! 有田の今シーズン2ゴール目は値千金の先制ゴール!ユナイテッドが勝利をぐっと引き寄せます。

しかし、試合はこれでは終わりませんでした。相手へのプレスが緩くなった一瞬の隙をつかれると、群馬の豪快なシュートがゴールネットに突き刺さります。

勝利目前で勝ち点3がこぼれ落ちたユナイテッド。最下位相手に痛い引き分けで勝ち点1を加えるにとどまり順位は18位と、降格圏を抜け出すことはできませんでした。

鹿児島ユナイテッドFC・浅野哲也監督
「後半の残り数分で点を取って、勝ちきれないといけないゲームだった」

この試合、Jリーグ公式映像の実況を担当した鹿児島テレビ・上片平健アナウンサーが最も印象に残ったシーンはこちらです。

前半30分
「中を固める群馬、中原からファーサイド外山のシュート!バーの上!!」

前半30分の鹿児島の攻撃のシーンです。

特にこの試合印象に残ったのは、中原選手のワンタッチパスです。

このシーンも中原選手の視野の広さ、ワンタッチの正確なパスが攻撃のスイッチを入れているという風に感じました。

ワンタッチのプレーに対しては相手の反応も遅れますから、攻撃の中でどんどん使って、チャンスシーン、そしてゴールシーンを増やしてほしいと思います。

Jリーグは中断期間に入ります。ユナイテッド、次の試合は3週間後の8月3日、白波スタジアムで、藤枝MYFCと対戦します。

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