稽古に参加した尊富士=名古屋市の伊勢ケ浜部屋宿舎

 右足首のけがで先場所を全休して十両から出直しの尊富士は、今場所の出場可否を12日に先送りさせた。11日は名古屋市瑞穂区の伊勢ケ浜部屋で序二段力士らと7番。師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)は「まだ関取衆と稽古できていない。少しずつやっているところ」と慎重な姿勢を示した。  3月の春場所では110年ぶりの新入幕優勝。2場所連続全休となれば幕下への転落は確実だ。場所前の稽古は手探りで「下の力士が相手なので、相撲を取った感じもない。親方と話し合ってみる」と言葉少なだった。


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