全国88チームの頂点を決める戦い、それが『天皇杯』JFA全日本サッカー選手権。
『ジャイアントキリング』は起こせたのか…J2のいわきFCは、J1のサンフレッチェ広島との一戦に臨んだ。
◇天皇杯3回戦・7月10日ハワイアンズスタジアムいわき
<いわきFC 0-4 サンフレッチェ広島>
「俺たちがもっと勝つ、勝てる雰囲気作っていかないと、もっと一体感持ってやっていこう!いわきFC!」
チーム初となる3回戦突破をかけて臨む天皇杯。いわきFCは、日本代表GKの大迫敬介選手や元日本代表の佐々木翔選手などを擁するJ1のサンフレッチェ広島を迎え撃つ。
いわきFC・下田栄祐選手は「チームとしても個人としてもどれだけできるのかっていうのを試せる機会でしたし、試したうえでしっかり全員でJ1相手に勝ち切ろうっていう話はしてたので」という。
前半チャンスを作ったのはいわき。
前半5分、大迫塁のクロスから西川潤が頭で合わせるが、ここは惜しくも枠を捉えられない。
徐々に広島に主導権を握られるが…。いわきのチーム最年長GKの田中がファインセーブを連発!
すると、前半アディショナルタイム。クリアしたボールを加瀬が追う。抜け出したかと思われたが、わずかにラインを割っていたとの判定。0-0で前半を折り返す。
雨脚も強まるなか、試合が動いたのは後半17分だった。
広島のコーナーキックから佐々木が合わせて先制。さらに後半21分にも失点。わずか6分間で3失点…試合終了間際にも4失点目を許し0-4。
力の差を見せつけられたが…。
いわきFC・近藤慶一選手は「1対1での空中戦っていうのは、手ごたえを感じることはできたんですけど。どうしたら勝てるのかっていうところをもう1回考えてプレーしていきたいと思ってます」と話した。
主力DFの移籍により、プロで初めて守備の要“センターバック”を務めた下田栄祐選手は「今日感じれたものをみんなでまた練習で取り組んで、次の山形戦しっかり勝って全員で喜べるように頑張りたいと思います」と前を向いた。
J2リーグ8位のいわきFCは、14日アウェーで11位の山形と対戦する。
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