(11日、第106回全国高校野球選手権南北海道大会1回戦 札幌第一3―4国際情報)

 国際情報が南北海道大会の開幕試合を制し、8強一番乗りを果たした。五回から救援した藤原健伍投手(3年)が、被安打1、1失点と好投し、勝利を引き寄せた。「状態が良かったので、どこでつなごうかと考えていた」と有倉雅史監督は言う。

 昨夏までは上手投げだったが、自己評価は「このままじゃベンチに入れるかどうか」。有倉監督のアドバイスもあり、横手投げに挑戦した。すると、「腕のしなりがよくなり、スピンもかかるように」。球速も128キロから133キロにアップした。

 この日、「マウンドが合わなかった」という登板直後に1点を失ったものの、七回以降はいずれも三者凡退に抑えた。「ストライク先行でテンポよく投げられた。これからも接戦が多くなると思うので、粘り強く投げたい」(岡田昇)

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