スケートボードの男子ストリートの準決勝は、45秒間滑って技を何度も繰り出す「ラン」を2回、1回の技で勝負する「ベストトリック」を5回行い、それぞれの得点の高い3回の合計で争われました。

最大3人のオリンピック出場枠を争う日本選手は5人が出場し、第1戦で予選敗退に終わり、日本勢の5番手から逆転での代表内定を狙う堀米選手は、前半の「ラン」でテンポよく技を繰り出して90.38の高得点をマークしました。

そして後半の「ベストトリック」では、最初の2回をミスしてひざを痛めるアクシデントもありましたが、3回目で半回転して後ろ側の車軸をレールに滑らせる技を決め、合計272.83でトップに立ち、上位8人による決勝進出を決めました。

また、世界ランキング1位の14歳、小野寺吟雲選手が、「ラン」と「ベストトリック」でともに安定した滑りを見せて2位に入り、東京オリンピック代表の白井空良選手が4位、根附海龍選手が5位となり、日本勢4人が決勝に進出しました。

男子ストリートの決勝は23日に行われ、最大3人の代表内定選手が決まります。

堀米雄斗「悔いないよう滑りたい」

堀米雄斗選手は「準決勝を通過できて、すごくうれしい。ベストトリックの2回目で新しいトリックに挑戦してひざをけがしてしまったが、そこで自分のやってきたことを信じて、得意なトリックに変えて決められたのは自信になる。この2年間やってきたことをちゃんと出して、悔いのないように滑りたい」と話していました。

小野寺吟雲「全力で攻めた」

小野寺吟雲選手は「オリンピック予選の最後の大会なので、全力で攻めた。ベストトリックも1回目からちゃんと決められてよかった。決勝は自分のスタイルを出し切って楽しく攻めたい」と話していました。

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