スケートボードの女子ストリートの準決勝は、45秒間滑って技を何度も繰り出す「ラン」を2回、1回の技で勝負する「ベストトリック」を5回行い、それぞれの得点の高い3回の合計で争われました。

最大3人のオリンピック出場枠を争う日本選手は6人が出場し、このうち第1戦で予選敗退し、日本勢5番手から逆転を狙う織田夢海選手はベストトリックで高得点をマークし、全体の2位に入りました。

また、伊藤美優選手が3位、第1戦で2位に入り日本勢トップの世界ランキング2位の赤間凛音選手が4位、代表争いで日本勢の2番手につける14歳の吉沢恋選手が5位、東京オリンピック銅メダリストの中山楓奈選手が7位で、日本勢5人が上位8人による決勝に進出しました。

一方で、東京オリンピック金メダリストの西矢選手は、前半の「ラン」で2回ともミスが出て、「ベストトリック」でも難しい技に挑戦しましたが決められず、15位で準決勝敗退となりました。

ここまで選考レースで日本勢3番手だった西矢選手は決勝進出を逃したことで、選考レースで日本勢の3位以内に入る可能性がなくなり、オリンピック連覇がかかるパリ大会出場を逃す波乱となりました。

織田夢海「次の決勝が勝負」

織田夢海選手は「ランを2回とも成功できてよかった。次の決勝が勝負なので、しっかり自分の持っている技をすべて出し切って、パリオリンピックに近づけたらいいなと思う」と話していました。

中山楓奈「決勝は悔いないように」

中山楓奈選手は「大会直前はすごく緊張していたが、自分がやりたい技を集中して取り組めているので、緊張は和らいでいると思う。決勝は悔いのないように、こうすればよかったと思わないような滑りをして、結果的にオリンピック選手になれればいいと思う」と話していました。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。