パリオリンピックのスケートボードの代表選手は、対象となる国際大会で得られるポイントに基づく世界ランキングで決まり、今回の予選シリーズ第2戦が選考レース最後の大会です。
すり鉢状のコースを45秒間滑って、技の難度や構成などを競う女子パークの準決勝には、日本選手5人が出場し、3回のランのうち最も高い得点で順位を競いました。
このうち、世界ランキング1位の開心那選手は3回目のランで87.61の高得点をマークして日本勢トップの3位に入り、上位8人による決勝進出を決めました。
最大3人の出場枠を目指し、日本勢の4番手から逆転を狙う13歳の長谷川瑞穂選手は得意の1回転半する大技の「540」を決めて5位につけ、日本勢3番手の16歳、草木ひなの選手も持ち味のスピードを生かした高さのあるエアを見せて6位に入り、決勝に進みました。
一方で、東京オリンピック金メダリストの四十住さくら選手はミスのない滑りを見せたものの得点が伸びず9位、菅原芽依選手も11位で決勝進出を逃しました。
女子パークの決勝は23日に行われ、最大3人のオリンピック出場枠を争ってきた日本選手の争いが決着します。
開心那「できれば表彰台に上がりたい」
開心那選手は「出せる力を全部出しきって、チャレンジしようと思い、この大会に挑んでいる。きょうは1回目と3回目で技をすべて成功できてよかったので、決勝もすべて成功させて、できれば表彰台に上がりたい」と話していました。
長谷川瑞穂「やりたいこと 全部できたらうれしい」
長谷川瑞穂選手は「最初のランですべての技を成功できて、緊張が一気になくなった。あすの決勝では精いっぱい頑張って、やりたいことが全部できたらうれしい」と話していました。
草木ひなの「決勝はかまします」
草木ひなの選手は「前回の予選シリーズではオリンピックに出なきゃいけないと思い、緊張と重荷がすごくかかっていたが、今回は楽しもうと思い、ずっと笑顔でいけた。きょうは自分がやりたかった技ができてよかったが、少しミスをしてしまい、合わせが足りないと感じたので決勝はかまします」と意気込みを話していました。
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