ハンガリーから帰国した日下尚(左)と曽我部京太郎=21日、成田空港

 パリ五輪レスリング男子グレコローマンスタイル日本代表の2選手が21日、ハンガリーでの国際大会と強化合宿から成田空港に帰国し、77キロ級で優勝した日下尚は「五輪で勝たないと意味がない。これまでの勝ちは全て忘れて、一から見直していく」と表情を引き締めた。  23歳の日下は五輪に影響するランキングで1位に浮上し、第1シードで本番に臨む見込み。「1位にこだわっていないが、日本のレスリング界にとって明るい材料になると思う」と話した。  67キロ級で5位だった曽我部京太郎は世界王者に敗れるなど貴重な経験をした。「もう1段階レベルアップをしないといけない」と言葉に力を込めた。


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