(16日、プロ野球 阪神タイガース4―1福岡ソフトバンクホークス)
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直球がうなった。少々ばらついても気にしない。阪神の右腕才木浩人がパ・リーグの首位を独走するソフトバンク打線をねじ伏せた。
「しっかり腕を振って自分の球を投げれば打たれない」。一回、いきなり1死二塁のピンチを招いたが、その思いを込める。3番栗原を高め直球で捕邪飛、4番山川も151キロで詰まらせ、中飛に。リズムに乗った。
七回に近藤にソロを浴び、昨季から続いていた交流戦の連続無失点は44イニングで途切れたものの、7回1失点で9奪三振。福岡のファンにセ・リーグの勝ち頭の実力を見せつけた。
これで自身8連勝とし、自己最多勝を挙げた昨季の白星に並んだ。
自身の白星でチームの連敗を止めたのは、これで今季4度目だ。交流戦は前夜の連敗で、西武以外の5球団に対しカード負け越し。厳しい状況だが、何とか踏みとどまれるのは、頼もしい連敗ストッパーがいるからだ。
今季の登板日はすべて日曜の25歳は言う。「(チームに)気分よく休日の月曜を迎えてほしいので」。岡田彰布監督にも笑顔が戻った。どん底のチーム状態で、まさに「才木さまさま」だ。(山口裕起)
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