初戦での対戦が決まり、握手を交わす日本製鉄瀬戸内の米田真樹監督(左)とエイジェックの難波貴司監督=東京都港区で2024年6月16日、宮武祐希撮影

 第95回都市対抗野球大会の組み合わせ抽選会が16日、東京都内であり、初の北関東第1代表となり、3年ぶり2回目の東京ドームに臨む小山市・栃木市のエイジェックは大会第6日、7月24日の第3試合で姫路市・日本製鉄瀬戸内と対戦することが決まった。

 若き戦士たちが社会人野球に新しい風を吹かせるか――。小山市・栃木市・エイジェックの難波貴司監督は抽選結果を見渡し「うちの強みと弱みは、どちらも『若さ』。本大会でまだまだ成長するつもりで、どこと対戦しようと胸を借りるつもりで臨む」と力強く語った。

 今季、新人25人が加入したチームで、投手陣は5年目にしてチームでは「ベテラン」の金城乃亜がけん引した。野手陣では新人の片平吉信、高岡佳将の1、2番コンビが好調で打線を勢いづけるなど、若さを原動力に第1代表をつかんでみせた。

 対戦相手の姫路市について難波監督は「関西の常連チーム。投打に隙(すき)がなく、どう攻めようか迷っている」とした上で、「相手に食らいついて粘って、勝ちたい。若いチームで社会人野球に新しい風を吹かせられたら」。2度目の出場で、いまだ成し遂げていない全国での「1勝」に挑む。【牧野大輔】

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。