東京 北区で行われた会見には、東京オリンピックに続く2大会連続で代表に内定した男子73キロ級の宮本選手のほか、ともにオリンピック初出場となる男子102キロ超級の村上英士朗選手、女子49キロ級の鈴木梨羅選手の合わせて3人が出席しました。

7位に終わった東京大会後、一時、世界ランキングで1位に立つなどメダル獲得が期待される宮本選手は「競技者として常に世界一になりたいと頑張っているので、パリオリンピックでは東京大会で逃したメダル獲得を目指して、日本の男子選手として40年ぶりとなるメダルをよりよいメダルで持ち帰りたい」と意気込みを話しました。

最も重い階級での出場となる村上選手は「ウエイトリフティングは私の人生の一部で、すべてをかける価値のあるスポーツだと思っている。自分の限界を超えて新たな自己記録を樹立できるよう精いっぱい頑張り、この競技の美しさと力強さを世界中の人たちに伝えたい」と話していました。

また、鈴木選手は「日本記録をオリンピックで更新してメダルを獲得したい。日本の女子としては4大会連続のメダルがかかり、すごくプレッシャーがあるが、それを力に変えて応援してくれる人もたくさんいると実感しているので、絶対に達成したい」と話していました。

宮本昌典 2大会連続の代表内定

宮本昌典選手は沖縄県出身の27歳。2大会連続の代表内定となります。

小学6年生からウエイトリフティングを始め、天性の柔軟性を生かして頭角をあらわすようになりました。

進学した東京国際大では、1964年の東京オリンピックと次のメキシコオリンピックで金メダルを獲得した三宅義信監督の指導のもと、パワーと精神力を高めて記録を伸ばし、2017年の世界ジュニア選手権では2位に入りました。

その後も成長を続け、3年前の東京オリンピックではメダル獲得が期待されましたが、大会前にコンディションを崩し7位に終わりました。

その悔しさを胸に、日々、自分の体調と向き合いながらトレーニングを重ね、去年のアジア選手権では日本新記録を樹立して優勝し、一時は世界ランキングで1位となるなど実力を伸ばしてきました。

競技人生の集大成と話すパリオリンピックで、男子では1984年のロサンゼルス大会で銅メダルを獲得した砂岡良治さん以来、40年ぶりのメダル獲得を目指します。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。