自民党大阪府連は22日、大阪市内で府連大会を開き、青山繁晴参院議員(72)=比例代表=を新会長に選んだ。府外選出国会議員の会長就任は異例。青山氏は記者会見で「長く維新に府政を奪われているが、府民のために自民党が再起しないといけない。大阪から生まれ変わることを実現したい」と述べた。任期は2025年秋までの約1年間。
10月の衆院選で、自民は府内全19小選挙区中15選挙区に候補を擁立したが日本維新の会に全敗。府連会長だった谷川とむ氏(48)も落選し、辞任を表明していた。21年の前回選でも15選挙区で維新に敗れており、府連の抜本的立て直しが急務となる中、知名度や発信力のあるトップを求める声が上がっていた。
青山氏は神戸市出身で共同通信記者などを経て16年の参院選で初当選し、2期目。14日付で府連所属となった。多数のテレビ出演で知られるほか、23年まで3年連続で党員獲得数全国1位の実績がある。【藤河匠、長沼辰哉】
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。