「103万円の壁」の引き上げを巡り、国民民主党の古川代表代行は22日、あくまで「178万円」を目指す姿勢を強調し、交渉の行方によって通常国会で石破政権への対応が変わる可能性を強くにじませた。
古川氏は、自民党の佐藤正久幹事長代理とともにフジテレビ「日曜報道 THE PRIME」に出演し、いわゆる「年収103万円の壁」を巡る与党と国民民主の交渉などについて語った。
古川氏は、与党側の提示額が「123万円」から変わらなかったことについて、「本当にやる気あるのかな、話にならないねという感じだった」と振り返り、目指している「178万円」という額について、「我々の要望というより国民の思いだ」と述べた。
また、「123万円」からの上積みがなければ、年明けの通常国会で来年度予算案に反対したり、内閣不信任決議案が提出された場合に賛成するか問われると、「あらゆる可能性は否定しない」と述べた。
一方、佐藤氏は、交渉をゴルフに例え、「いきなりホールインワンを目指すのではなく、バーディーとかイーグルといった着地点を見つけないといけない」として、「国民民主の合意を得ずに見切り発車した与党の責任は重い」と述べた。
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