参院本会議の論戦のポイントは次の通り。
【年収の壁】
浜口誠氏(国民) 所得税が生じる「103万円の壁」は自民、公明、国民民主3党幹事長で178万円への引き上げを目指すと合意した。
石破茂首相 引き続き真摯に協議していく方針と承知している。
青木愛氏(立民) 税収減により地方で住民サービスの低下を引き起こすのではないか。
首相 地方の首長の心配は十分に理解できる。丁寧に応えていく。
青木氏 社会保険料負担が生じる「130万円の壁」こそ問題だ。
首相 就業調整している労働者が希望に応じて働けるよう、制度的な対応を図ることも重要だ。
【企業・団体献金】
吉良佳子氏(共産) 企業・団体献金の禁止を実現すべきだ。
首相 憲法で保障された企業などの政治活動の自由に関わる問題だ。必要性や相当性を議論する必要がある。各党の考え方はさまざまだ。引き続き真摯な議論を行う。
【経済政策】
清水真人氏(自民) 経済成長に向け政策を進めていくべきだ。
首相 デフレを脱却し、新たな経済ステージを目指す。成長型経済を実現し、財政状況の改善を進める。
【訪日客政策】
清水氏 訪日客が一部地域に集中しており、分散を進めるべきだ。
首相 日本版ライドシェアの普及など、広域的な道路ネットワークの整備に重点的に取り組む。
【消費税】
吉良氏 消費税を減税すべきだ。
首相 全世代型社会保障制度を支える重要な財源だ。引き下げは適当ではない。
【被災者対応】
木村英子氏(れいわ) 能登半島地震で被災した障害者や高齢者は災害関連死の危険と隣り合わせだった。災害救助法に福祉的な視点を盛り込むべきだ。
首相 要配慮者への支援が着実に行われるよう、早期に結論を得る。
【高校就学支援金】
杉久武氏(公明) 早生まれだと不利益を受けるケースがある。
阿部俊子文部科学相 来年冬ごろまでに見直しの方針を決定する。
【大阪・関西万博】
山口和之氏(維新) 万博の意義は。
首相 世界から日本に人々が集まり人類の未来を考えてもらうことだ。〔共同〕
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