伊豆諸島の鳥島東方海域で4月、海上自衛隊のヘリコプター2機が衝突して墜落し、8人が死亡した事故で、海自は20日、安全管理が不十分だったとして、護衛艦隊の50代男性幹部を減給30分の1(1カ月)の懲戒処分とした。当時、護衛艦隊に所属していた40〜50代の男性幹部2人も戒告の懲戒処分とした。3人は安全管理を担う立場だった。

海自によると、2機に対しては当時、無線を通じて注意喚起がされていたが、結果として衝突の防止につながらず、3人による安全対策が不足していたと判断した。

事故は4月20日夜に発生。潜水艦の探知訓練中のSH60K哨戒ヘリ2機が衝突して墜落。乗員計8人が死亡した。海自は7月、乗員による見張りが不十分で、互いの距離を誤認した可能性があり、衝突の瞬間まで回避操作が行われていなかったとする調査結果を公表した。〔共同〕

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