石破茂首相は19日、日本経済新聞社、テレビ東京ホールディングス、日本経済研究センターが主催する「年末エコノミスト懇親会」に出席した。挨拶で「少数与党の良さを最大限に生かし、いろんな意見を聞いて目指すべき日本を確立したい」と述べた。
首相が持論とする防災や地方創生に言及した。石川県・能登半島で起きた地震や豪雨被害について「正月の震災や豪雨があり、地形的に不利な面や財政的な厳しさからつらい思いをしていいとは全く思っていない。どこで何があっても一番困難な中にある人たちを励ませる最大限のことをしたい」と述べ、政府が2026年度中の発足をめざす「防災庁構想はそういうものだ」と説明した。
地方創生に関しては「なぜ地方から人が減るのか。若い人や女性がいなくなるのか、想像だが面白さに欠けるのかもしれない。楽しく安心安全な日本は何か、考えておるところだ」と語った。地方創生で月内に新戦略の「基本的な考え方」をまとめる方針だ。
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