石破首相は17日夜、自民・公明両党と国民民主党の「103万円の壁」引き上げを巡る3党の税制協議が決裂したことを受け、引き続き協議を行うよう促しました。
石破首相:
いろいろな齟齬(そご)もあるのかもしれないが、われわれとして引き続き協議をお願いしたい。
石破首相は、3党の税制協議が物別れに終わったものの「対応には誠意を持って臨みたい」と述べました。
午前に行われた3党の税制調査会の協議で、自民・公明両党は先週示した「123万円」までの引き上げ以上の案の提示はせず、「交渉余地のある領域を教えてほしい」と求めました。
これに対し、国民民主党側は「新たな提案が無いのであれば協議はできない」として、話し合いは決裂しました。
会談後、自民党の宮沢税調会長は「互いの妥協点の有無を短時間のうちに相談したい」と述べた一方、国民民主党の古川税調会長は「新たな提案はなかった。実務者レベルでは打ち切りと通告した」と与党の対応に厳しい姿勢を示しました。
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