公明党の斉藤鉄夫代表は17日の記者会見で、自民党派閥裏金事件に関係した旧安倍派議員を審査する参院政治倫理審査会の開催方法について、全面公開が望ましいと主張した。立憲民主党の野田佳彦代表も共同通信加盟社編集局長会議で講演し、同様の認識を示した。
参院政倫審を巡っては、出席意向を示している27人のうち、5人が公開を容認し、22人が「議員のみによる傍聴」を認めている。
斉藤氏は「国民の疑念払拭が大事だ。公開で開いていただきたい」と訴えた。
野田氏は「映像として流れる中で話してもらわなければ、説明責任を果たしたことにならない。公開の場に出るよう要請し続ける」と述べた。
関係者によると、17日の自民参院議員総会でも、限定公開では国民の理解を得られず、来夏の参院選に影響を与えるとして「全面公開にするべきだ」との声が上がった。これに対し、旧安倍派議員は「しっかり受け止める」と答えたという。
自民の松山政司参院幹事長は会見で、議員のみの傍聴でも、議員は会議録を閲覧できると強調し、限定公開に理解を求めた。〔共同〕
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