岩屋外相は14日、東京都内で開かれているカリブ海諸国との外相会合で「交流促進の機運を維持、発展させたい」考えを強調した。

日本と「カリブ共同体」(CARICOM=カリコム)との外相会合は、14日午前、外務省で開催。冒頭、共同議長を務める岩屋外相は、「日本とカリコムは共通の課題に共に立ち向かう島国同士として友好・協力関係を築いてきた」とした上で、「交流促進の機運を維持、発展させるべく、率直な議論を交わしたい」と述べた。

また、岩屋外相が「カリコムの仲間の皆さんには、ちょっと寒いのではないかと心配している」と笑顔で語り、「風邪などひかれないよう、くれぐれも健康に留意いただきたい」と気遣う一幕もあった。

会合では、気候変動問題や国際秩序の維持などについて議論し、同日午後、共同声明を発表する予定。

カリコムは、カリブ14カ国が加盟する地域共同体で、日カリコム外相会合は2000年から開催され、今回が8回目。中南米・カリブ海地域では、中国が経済支援などを通じて影響力を強めている。

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