政府・与党は来年の通常国会について1月21日を軸に召集する調整に入った。国会法で会期は150日と規定されるため、この場合、会期末は6月19日。会期延長がなければ、公選法の規定により参院選は6月26日公示、7月13日投開票となる見通し。複数の与党関係者が明らかにした。
公選法は参院選日程について①議員任期が終わる日の前30日以内に行う②選挙を行うべき期間が国会開会中か閉会日から23日以内にかかる場合は、閉会日から24日以降30日以内に行う――と規定している。来年改選を迎える参院議員の任期満了は7月28日のため、召集日が決まると、会期延長がなければ参院選の投開票日も連動して定まる。
政府・与党は当初、選挙日程の選択肢に幅を持たせるため1月初旬の召集を検討したが、石破茂首相の外交日程などとの調整が必要となり断念した。
ただ、少数与党で迎える通常国会が延長なしで閉会できるかは不透明だ。延長した場合、翌週の7月20日は3連休の中日となるため、7月27日投開票が有力となる。
来夏は東京都議選も控える。都議選に注力したい公明党は、参院選との日程を1カ月程度離すよう自民党に求めている。都議の任期満了は7月22日で、6月下旬の投開票が見込まれる。【森口沙織、野間口陽】
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