福岡県内でアライグマによる農作物などの被害が相次いでいることを受け、13日、被害を防ぐための講習会が開かれました。
福岡県庁に集まったのは、県内の市町村の職員や農家など、約80人。
真剣に聞いているのは「わな」の仕掛け方です。
この講習会は、アライグマによる農作物などの被害を防ぐため開かれ、参加者は、生態などについて学んだ上で、作業を実際に体験しました。
アライグマは、生態系に悪影響を与える恐れがあるとして、『特定外来生物』に指定されています。
県内では2023年度、3259頭のアライグマが捕獲されていて、2022年度よりも76頭増加。
農作物への被害は、昨年度だけで2500万円を超えていて、今後も被害が増えることが懸念されています。
県では去年に引き続き、今年も講習会を実施。
参加の上で登録すれば、狩猟免許を持たなくてもアライグマの捕獲に携わることができるということです。
◆参加者
「(捕獲方法を)忠実に守って安全に捕獲できたらなと」
◆参加者
「メダカを飼っているんですけど、その被害とかあって、近所に来たりするので、少しでも数を減らしていけるようにしていきたい」
この講習会は、久留米市や飯塚市など7カ所でも開かれる予定で、県の担当者は、「捕獲従事者を増やすことでアライグマによる被害を抑えたい」としています。
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