立憲民主党の小川淳也幹事長は10日、自民党派閥の政治資金問題を受けた衆参両院の政治倫理審査会を公開で開くべきだと主張した。記者会見で「堂々と公開の場で説明責任を果たしてほしい」と述べた。

政倫審には政治資金収支報告書に不記載のあった議員らが出席する方向だ。参院では出席の意向を示す27人のうち23人が非公開での開催を求めた。公開の希望をしたのは2人にとどまっている。

政倫審は原則非公開で「議員その他の者の傍聴」は出席者本人の意向を尊重するよう規定する。

自民党は政倫審への出席を10月の衆院選で公認の基準に用いた。小川氏はこれを念頭に「参院選の公認獲得のための口実になってはならない」とも指摘した。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。