菊池市教育委員会は、施設の利用料などを横領した職員(44)を懲戒免職処分としたことを9日、明らかにしました。横領した額は約86万円で、職員は全額弁償したということです。
【きょうの会見】
「誠に申し訳ございませんでした」
12月6日付で懲戒免職処分を受けたのは、菊池市教育委員会の事務をしていた44歳の会計年度任用職員です。
菊池市教育委員会によりますと、この職員は2022年度から今年度にかけて、市教委が所管する施設の使用料や、金庫に入っていた催事の徴収金の一部約86万円を横領したということです。
11月中旬に、別の職員が金庫に入っていた催事の徴収金を確認したところ、金額が合わないことから横領が発覚。
職員は、施設の料金データを改ざんしたり、横領した金と同じ額を定期的に金庫に戻すなどして発覚を免れてきました。
横領した額は約86万円で、職員は「生活費に充てた」と話し、全額弁償したということです。
菊池市教育委員会では、施設の予約の件数と料金データが合うかの確認を怠ったり、金庫に鍵がないなどずさんな現金管理が行われていたということです。
菊池市の音光寺 以章 教育長は「再発防止を徹底し、信用を回復すべく、職員一丸となって取り組んでまいります」とコメントしています。
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