新庄と酒田を結ぶ「ヨコ軸」の整備がまた一歩進んだ。国道47号のバイパス・新庄古口道路が7日全線開通した。
開通したのは高規格道路・新庄酒田道路を構成する新庄古口道路のうち、つながっていなかった新庄市升形から戸沢村津谷までの6キロの区間。並行して走る国道47号は、7月の大雨で通れなくなり、災害や事故が起きるたびに通行止めになってしまう国道47号の「代替道路」を願う声は高まっていた。
開通式には、沿線自治体の関係者が出席し、高橋克法国交副大臣が「被災ヶ所を回避し災害に強い道路ネットワークが確保された」とあいさつ。テープカットとくす玉割りをして完成を祝った。
(戸沢村・加藤文明村長)
「この道路がつながったことによって、災害に負けないしっかりとした村づくりに頑張っていきたい。ただまだまだ『高屋防災』など未着工の部分があるので、しっかりと関係機関に働きかけていきたい」
庄内に伸びる新庄酒田道路の未整備区間のうち「高屋道路」は、山を貫くトンネルがJR陸羽西線のトンネルに近いため工事が難航していて、東西を結ぶ「ヨコ軸」の完成はまだ道半ばだ。
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