鹿児島県議会は12月12日からの総務警察委員会で、鹿児島県警の一連の不祥事をめぐり、県警の前首席監察官ら3人を参考人として招致する方向で調整を進めています。
県警では、2024年4月以降、現職の警察官や幹部が相次いで逮捕されるなど、不祥事が相次いでいます。
このうち、枕崎署員による盗撮事件では、警察の内部資料を漏えいした疑いで逮捕・起訴された前の生活安全部長が、野川明輝前本部長による隠ぺいを告発し、野川前本部長はこれを否定しています。
これらの不祥事について、県議会の総務警察委員会が審査を続けています。
関係者によりますと、12月12日と13日に開催予定の委員会では、野川前本部長の枕崎署員による盗撮事件の隠ぺい疑惑について、前の首席監察官を参考人として招致する見通しです。
また、別の不祥事に関連して、前の霧島署長と前の刑事企画課長の2人も同様に招致する予定で、3人とも出席する日程の調整を進めているということです。
県議会では、権限の強い百条委員会の設置を検討しましたが、最大会派自民党が反対し、設置が見送られています。
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