いわゆる裏金問題などを受け与党の過半数割れが現実となった今回の選挙。
今後、国政や岩手の政界はどうなっていくのか、フジテレビの解説委員平井文夫さんに聞きました。

中央政界での取材歴30年以上のフジテレビ平井文夫解説委員。
1993年、自民党が過半数を割り込み細川連立政権が誕生した歴史を振り返りながら、小沢一郎氏ら野党候補の躍進の意味合いについてこう語ります。

フジテレビ客員解説委員 平井文夫さん
「与野党伯仲というのは、民意が反映されるから良いことなんですけれども、予算は通らない。政治に時間がかかる時代に再び日本はなると、小沢さんの復活というのはそういうことも意味しているんだと思う」

そのうえで平井さんは「自民が少数与党のまま政権運営をしなければならなくなった場合、野党に協力を求めたときに小沢さんがどう動くのか注目される」と述べました。

一方、未来を見据え小沢氏には政治資金問題で対立した階氏との関係を改善してほしいとの持論を語りました。

フジテレビ客員解説委員 平井文夫さん
「小沢さんについては階さんと仲直りしてほしい。彼の最大の功績は、知事の達増さんと階さんを育てたことだと思います。優秀な政治家は優秀な若手を育てることができるので、そろそろ次を育てるということを考えた方がいい」

また、自民の鈴木俊一氏については、仮に石破総理が退陣した場合でも党の要職としての役割が期待されるだろうとの見方を示しました。

フジテレビ客員解説委員 平井文夫さん
「(鈴木氏は)非主流派に顔が利くんですね。あの人は温厚な人なので。今 ある意味“敵方”の(石破)政権だけど総務会長をやっている。逆のこともできるので、鈴木さんみたいな人が重宝されるので(仮に)高市政権になったら党の重職に就くんじゃないかと思う」

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。