佐世保市で当時高校1年生だった女子生徒が同級生に殺害された事件から26日で10年です。

当時の対応の問題が指摘されていた佐世保市の児童相談所では訓示が行われました。

佐世保市の「佐世保こども・女性・障害者支援センター」では事件が起きた7月26日に毎年、朝礼で訓示が行われています。

10年前の2014年、当時高校1年の女子生徒が自宅マンションで同級生の女子生徒を殺害しました。

事件前には加害少女の主治医が児童相談所に「人を殺しかねない生徒がいる」と相談していましたが、具体的な対応をとらず放置されていたことが問題となりました。

田川雅章 所長
「関係機関と児童相談所の連携については連携強化に努めているところであります」「今後、警察や家庭裁判所との関係強化が特に求められます」

事件から10年となり、田川所長は関係機関との連携を強化することが事件を風化させないことに繋がると訓示しました。

田川雅章 所長
「児童相談所にとって大きな課題と教訓を与えられた事案。とにかく今年は節目の年。危機感と緊張感を持って業務に就いている」

25日は当時を知らない入庁から10年未満の職員を対象に研修会が行われ、問題や今後の課題を確認したということです。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。