福岡県北九州市で初代門司駅の関連遺構が見つかり、市がその場所に公共施設の建設を計画していることをめぐり26日、地元の市民団体などが建設見直しなどを要望しました。

約1200人の署名とともに要望書を提出したのは、門司区の複数の市民団体です。

問題となっているのはJR門司港駅の東側で見つかった明治時代の初代門司駅の関連遺構です。

北九州市は現地に、老朽化した区役所などを集約する複合施設の建設を計画していて、追加の発掘調査と記録保存を行った上で遺構は取り壊す方針です。

地元の市民団体は、この初代門司駅の関連遺構が重要な歴史遺産にあたるなどとして、複合公共施設の建設を一旦立ち止まることや、遺構の今後について行政と専門家、市民で協議の場を設けることを要望しました。

この遺構については、世界文化遺産の評価を行うイコモスからも保存の必要性が指摘されています。

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