諫早市の高校生が地元の高齢者に昼食を届ける活動を始めて今年で30年を迎えました。

4日は節目を記念して手作りのプレゼントを用意し、高齢者に手渡しました。

真剣な面持ちで調理するのは、諫早農業高校生活科学科の3年生 約40人です。

諫早農業では近くに住む高齢者に昼食を届ける活動を1995年から行っていて、4日は学校で収穫したナスや卵などを使って、ちらし寿司や煮物など4品を作りました。

池田江梨花さん(3年)
「食べてもらう方に美味しく、元気になってもらえるようにという思いで作っている」

この活動は地元との交流の大切さを学んでもらおうと月1回続けていて、6月で開始から30年を迎えました。

4日は10グループに分かれて高齢者の家を訪ねました。
 
迎えてくれたのは85歳の塚元愛子さん。

活動30年を記念して生徒が手作りしたメッセージ付きのリースをプレゼントしました。

そして昼食に舌鼓を打ちながら、塚元さんが好きな野球の話題で盛り上がり楽しい時間を過ごしました。

塚元愛子さん
「美味しい。味がとっても上手」「いつも美味しい」

近藤咲織さん(3年)
「(塚元さんに)美味しいと言ってもらえるように味付けや盛り付けを気をつけているので(美味しいと言ってもらえて)すごく嬉しかった」

高齢者のみなさんは毎月、高校生の訪問を楽しみにしていて、諫早農業では今後もこの取り組みを続けていくことにしています。

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