酒田沖で検討が進む洋上風力発電について、先月開かれた住民対象の意見交換会の中で、県の担当者が事実に基づかない発言を行っていたと、鶴岡市議の男性が会見で指摘した。

会見を行ったのは鶴岡市議会の草島進一議員。
草島市議が問題視したのは、先月24日に県や酒田市が住民を対象に開いた意見交換会で、県の担当者が行った発言。

「海岸線から約2キロの洋上に巨大な風車が建設されるのは世界的には非常識」と質した住民に次のように答えた。

(県の担当者)
「参考までに申し上げますと、まだ運転開始はしていないが世界的に見ると台湾では14MWクラスの風車が離岸距離5キロにあり、必ずしも一様ではない。非常識ということに直結するかは私としては判断がつかない」

草島市議が独自に調べたところ、台湾で発言のような計画は確認できなかったという。
また、県が発言の情報元とした国にも確認したが、明確な回答は得られなかったとしている。

(鶴岡市議会・草島進一議員)
「『非常識と思えない』などと発言して、住民をミスリードしていく姿勢は許せない」

草島市議は発言の真意を質すため、近く県に公開質問状を出す予定だという。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。