コロナが5類移行となって1年経ちました。生活はどう変わったのか。改めて解説します。

新型コロナ5類移行から1年 マスク着用はどう変化?

小笠原亘キャスター:
コロナ禍では、▼マスクの着用、▼パーティション、▼アルコール消毒、▼三密の回避、▼検温、▼テレワークの推奨などがありました。

マスクの着用については、東京都が都民に向けて2021年から毎年2月に「いまどのぐらい着用しているか」というアンケートをとっています。2021年は「いつも気をつけている」と回答した人が81.1%でしたが、2024年では「いつも気をつけている」40.5%にまで減少しました。

飲食店は客から「マスクをしてほしいという意見が多い」

また、2023年の年末年始にかけて実施したアンケート調査では「従業員の感染対策の有無」について、「気になる」と回答した人が41.2%いました。飲食店の従業員に話を聞くと「マスクをしてほしいという意見が多い」「マスクがある方が安心だと言われる」ということで、客からは「結構気になる」という声を聞いているそうです。

また、あるホテルでは「マスクの着用を続けているお客様も多く、配慮していた」とのこと。しかし、今春からマスクの着用者が減少してきたこともあり、5月1日からは従業員のマスクの着用を任意に変更したそうです。

国際医療福祉大学の松本哲哉主任教授はマスク着用について「大幅に感染者を減らせた点では効果はあった。しかし完全に終わったわけではない。病院など、リスクのある場所では必要に応じて付けてほしい」と話しています。

弁護士 萩谷麻衣子さん:
私は事務所で打ち合わせをするときは距離が近いので、まだマスクしている確率の方が高いです。裁判所でも、裁判官はマスクを着用してる方も多く、案外、裁判官はマスクしてることで自分の感情が読み取られなくていいのかな、と思いました。ほかにも、コロナで進んだかなと思ったのは、裁判所のリモート化です。遠隔地の裁判所でもリモートでできるのはすごい進歩だな、と思います。

パーティションは“推し”のアクリルスタンドに

小笠原亘キャスター:
パーティションは、今どのように使っているのか。イヤリングなどのアクセサリーに活用し、アクリル板活用のために立ち上がったブランドや、“推し”のためにアクリルスタンドを作ってみたり、あるいは障害者の雇用促進など福祉事業にアクリル板の看板や写真立てを作ったりという業者もありました。

<プロフィール>
萩谷麻衣子 弁護士
結婚・遺産相続などの一般民事や、企業法務を数多く担当

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