1995年に保護され、新潟市水族館マリンピア日本海で飼育されてきたゴマフアザラシの『ホゴ』が5月29日に死んだことがわかりました。推定30~31歳だったということです。

『ホゴ』は1995年1月23日に新発田市の藤塚浜で保護されたオスのゴマフアザラシで、保護された当時、下あごは骨折し、両目を失明していたといいます。
保護当時の推定年齢は1~2歳で、瀕死の状態だった『ホゴ』でしたが、その後は体力が回復して成長。2頭のメスとの間に4頭の子どもが生まれました。

マリンピア日本海によりますと、今年4月からはバックヤードで飼育していたということで、5月29日に死んだということです。解剖の結果、死因は肺炎でした。

ゴマフアザラシはオホーツク海やベーリング海、日本海北部、渤海、黄海に生息。日本国内では北海道の北部から東部にかけて生息・繁殖していて、寿命は野生下でオスが26~29歳、メスが32~35歳です。冬になると、新潟の沿岸でも目撃されることがあります。

『ホゴ』の娘 ピュア(2007年)

現在、マリンピア日本海で飼育されているゴマフアザラシは『ホゴ』娘のピュア(メス)のほか、孫やひ孫など合わせて7頭です。

国内では2023年末時点で270頭(オス120、メス150)が飼育されていて、このうち29年以上飼育されているのは25頭(オス14、メス11)だということです。

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