31日で5月は最終日。初夏の風物詩トウモロコシの販売が、高知県いの町で始まりました。

鍋の中から湯気とともに上がってくるのはトウモロコシの優しく甘い香り。

いの町枝川(えだがわ)の通称「きび街道」では、毎年この時期に旬のトウモロコシの販売が行われています。

販売初日を迎えた「水田青果」には雨にもかかわらず大勢の人たちが訪れ行列に。午前5時に収穫したばかりの新鮮なトウモロコシを買い求めていました。

(水田青果 水田房子さん)
「おかげさまで大変待っていただいて、何日か前から問い合わせのお電話をいただいてます。お客さんには、旬がたった一カ月の間なので、その間だけの旬の味わいをシャキシャキ感と甘みとをご家族で味わっていただけたら嬉しいですね」

水田青果では平日は皮が付いた生の状態と、茹でた状態の2種類を販売していて、初日の31日はより多くの人に楽しんでもらいたいと、生と茹でたトウモロコシ、それぞれひとり10本ずつまでに数量を限定し販売されました。

次々と訪れる人たちに対応するため、仕込み作業をするスタッフは大忙しです。

茹でるトウモロコシは鍋に塩をたっぷり入れるのが美味しさの秘訣だといいます。

(リポート 川見真宵 アナウンサー)
「いただきます!甘い!一粒一粒からはじけるように甘みが広がっていきます。茹でたてなのでより一層美味しく感じます」

(客)
「3本買ってきました。職場でこの道を通るので、看板が目に入ったので気になって寄ってみました。持って帰って家族と一緒に食べようかなと思ってて」

水田青果のトウモロコシ販売は、7月上旬まで行われる予定で、土曜日と日曜日には焼きトウモロコシも登場します。その日に収穫されたものを販売するため、無くなり次第終了となります。

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