海藻サラダや刺身の引き立て役に使われるトサカノリが、熊本県天草市で水揚げされています。

5月30日の午後1時ごろ、天草市五和町の二江(ふたえ)漁港では、漁を終えた漁船が次々と港に戻り、カゴいっぱいに入ったトサカノリが水揚げされました。

この日は、素潜り漁をする五和裸潜(いつわらせん)組合員が乗り込んだ30隻が出航。約30人が、水深5メートルから8メートルほどの海底に潜って収穫しました。 

ニワトリのトサカを思わせる濃い紅色のトサカノリですが、潮の流れが速い早崎海峡で育ったものは、赤みが強くて質が良く、磯の香りとコリッとした食感が特徴です。

この組合では資源保護のため漁は1日3時間と決めていて、数年前からはトサカノリの胞子を付ける、種出し作業にも力を入れています。

不漁だった去年と比べて今年は好調で、天草漁協五和支所では、7月中旬までに約120トンの水揚げを見込んでいます。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。