「立山黒部アルペンルート」を運営する立山黒部貫光の2023年度の連結決算は、経常利益、純利益ともに過去最高となり、5年ぶりの黒字となりました。

立山黒部貫光 見角要社長:「2018年度以降、コロナ禍を経て、実に5年ぶりの黒字決算となった次第でございます」

昨シーズンの「立山黒部アルペンルート」の入り込み客数は前年度よりも23万人増え、71万1000人。そのうち、海外からの観光客が17万9000人でした。

立山黒部観光の見角要社長は、運賃の改定を行なったうえで、インバウンドの入り込み数が大幅に回復したことが黒字転換の大きな要因にあげました。

また、ことし3月29日付けで、全国でホテル事業を展開する「星野リゾート」に室堂の「ホテル立山」を売却し、建物を譲渡したと報告しました。売却額は公表していません。

立山黒部貫光 見角要社長:「ようやく長いトンネルから抜けれたといところでありまして、けして安心できる状態ではない。まだまだ予断を許さない状況には変わりないと思っております」

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。