宮崎県の天然記念物に指定されているアカウミガメの上陸と産卵が、延岡市の海岸で今年初めて確認されました。

延岡市の長浜海岸では、今月2日、アカウミガメが、今シーズン初めて上陸して産卵しました。

これは記録が残る1997年以降で最も早い上陸と産卵です。

7日は、市教育委員会と、延岡市野生動物研究会が、合同で現地調査を実施し、波打ち際からおよそ30メートルの場所で、直径4センチの卵を確認しました。

今回の産卵場所は安全な場所にあることから卵の移動は行わず、2か月ほどでふ化する見通しだということです。

(延岡市野生動物研究会 河野 正 会長)
「カメが安心して産卵できる状態をできるだけ維持してあげたいなという思いでおります」

延岡市では、去年、長浜海岸で上陸が15回、産卵が11回、確認されています。

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