愛情いっぱいに育てたバラが咲き誇っています。
宮崎県串間市では、72歳の男性が亡き妻をしのんで育てている、およそ1万本のバラが見ごろを迎えています。

串間市秋山地区にあるバラ園。
こちらは野辺保雄さん(72歳)が管理していて、濃いピンクや深紅に色づいたおよそ1万本のバラが見頃を迎えています。

バラ園は、自然が広がる静かな場所でがんの闘病中だった妻を励まそうと9年前に野辺さんが一人で整備し、その後、亡くなった妻をしのぶため、バラを育て続けています。

(野辺保雄さん)
「うちの家内がバラが好きで、家で育てたバラの苗をこっちで育てて造ったのがきっかけ。それから1年、1年増やしていって現状になっている。ゆっくり観ていただいて、くつろいでいただいて鑑賞していただければと思う」

自動車販売の仕事の傍ら、休みの日には一日中、こちらで作業を行う野辺さん。
バラに妻の面影を映して、丁寧に手入れをしています。

(野辺さんから妻へのメッセージ)
「今年もいっぱいきれいに咲いたから、上から観てください」

バラ園は、今週末に満開を迎える予定だということです。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。