日本の「伝統的酒造り」がユネスコの「無形文化遺産」に登録されたことや、全米日本酒歓評会で土佐酒の金賞受賞が相次いだことを記念し、高知県酒造組合が祝い酒を振る舞いました。
ユネスコの政府間委員会は日本時間の5日未明、日本の「伝統的酒造り」について、「無形文化遺産」への登録を正式に決めました。
これを受け県内19の酒蔵が加盟する県酒造組合は6日に高知市のひろめ市場前で、組合が発行した号外を配りました。土佐酒は今年、国内外で開催された16のコンテストで100以上のメダルを獲得。10月の全米日本酒歓評会でも出品数27のうち19の土佐酒が金賞に輝くなど、高い評価を受けています。
午後6時すぎからは登録を記念するイベントが開かれ、組合員が、祝い酒として用意した36種類の土佐酒をまちの人たちに振舞って喜びを分かち合いました。
(県酒造組合 竹村昭彦 理事長)
「日本の伝統的な酒造りがユネスコの無形文化遺産、つまり、文化として世界的に認められたということで、これは本当に大きいと思います。海外の方がますます、日本酒を飲んでくれる、輸出も増えるでしょうし、インバウンドで日本にやってこられた方は日本酒をおみやげに買っていこうかという機会がますます増えることになると思います。日本酒と言えば、まず土佐酒。世界中に言われるような酒になっていけば、それは、天下を取ったということだろうなと思います」
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