卓越した技能をもつ人たちを表彰する「現代の名工」に高知県梼原町の茅葺き職人、川上義範(かわかみ・よしのり)さん(77)が選ばれました。
現代の名工は卓越した技能者を表彰することで若い人たちがその職業に精進する機運を高めようと厚生労働省が毎年表彰しています。この現代の名工に茅葺き職人として県内で初めて梼原町の川上義範さん(77)が選ばれました。川上さんは1981年から21年間、茅葺き職人として修行後、棟梁として従事。中四国や近畿地方などで国や県などが指定する文化財の茅葺き屋根の修復や葺き替えを行い、文化財の保護に多大な貢献をしたことなどが評価されました。
受賞を受け川上さんは、「関わってくれたすべての方の尽力の賜物です。今後も後継者を育成しながら茅葺きの技術を継承していくことが私の使命です」とコメントしています。
表彰式は11月11日に東京で開かれます。
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