コンピューターゲームに打ち込む高校生たち。
ただ遊んでいるわけでは、ありません。

これは「eスポーツ」と呼ばれる競技です。

eスポーツとは、「エレクトロニック・スポーツ」の略。

国内の競技人口は400万人ほどいるとされ、次世代のスポーツとして注目を集めています。

今回、お邪魔したのは、郡山市にあるFSG高等部。

こちらの学校では、専修学校と高等学校の2つの卒業資格を取得できる制度を取り入れていて、イラストやファッションなどの専門性の高い分野を学べるのが特徴です。

このうち、ゲームプログラミングコースではゲーム専用のパソコンを使って、日々、eスポーツの技術を学んでいます。

ゲームとは言え、高校生たちの表情は真剣そのもの。

eスポーツ部の部員は30人。
放課後になると活動が始まります。

齊藤りくさん
「eスポーツをするにはeスポーツ部しかないので、ここにしました。」

次澤玄真さん
「将来の道をどうするかと悩んだときに、自分の好きなことをどんどん伸ばしていきたいと思って。」

部員たちは、それぞれが得意とするゲームソフトに取り組みます。

チームで戦略を練り相手と戦うシューティングゲームや、本物さながらのハンドルやアクセルを操作するレーシングゲームなど、ジャンルは様々。

1人1人が大会に向けてテクニックや戦略に磨きをかけます。

部長の斎藤りくさんが得意とするのは格闘ゲーム。

なんとその実力は、日本を飛び出し海外へ。
去年、モンゴルで開催された東アジアユース大会に日本代表として出場した斎藤さん。並みいる世界の強豪を相手に見事、優勝。
チャンピオンに輝きました。

チャンピオンの齋藤さんはこの日、人気格闘ゲーム「ストリートファイター」に
取り組んでいました。

なんと家に帰っても4時間は練習しているそう。

齊藤りくさん
「今後の目標もeスポーツ選手を目指しつつ、裏方も目指していく。」

レーシングゲームを練習する大谷龍生さん。
将来の夢について聞いてみると。

大谷龍生さん
「リアルなレーサーになりたいです。難しいとは思いますけど、色々努力して今の夢に向かって行きたいです。」

そこには、目標に向かってひたむきに頑張る部員たちの姿がありました。

今年の7月、業界に追い風が吹きます。
国際オリンピック委員会のIOCが、eスポーツの大会を新設することを決定。

来年、サウジアラビアで第1回大会が開催されます。

益々、注目度が上がるeスポーツ。
皆さんにとってeスポーツとは・・・

『自分の夢がみつけられたのがeスポーツ。』

『楽しくやるっていうのもそうだし、本気でやるっていうのもあるし、仲間と協力してやるのが一番楽しい。』

『今まで熱くなれることがそんなに無かったんですけど、eスポーツは自分に熱をくれた存在なので、恩人だと思っています。』

eスポーツ部の今後の目標は?

『今はそれぞれが目標を立てて、それに向かって練習に取組んでいます。がんばるぞ!おー!』

『ステップ』
https://www.tuf.co.jp/general?id=147
福島県内にて月~金曜日 夕方6時15分~放送中
(2024年11月6日放送回より)

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