今週は、SDGsを考える1週間「地球を笑顔にするWEEK」。
使用済みの紙おむつをリサイクルできる画期的な技術を紹介します。
4月20日、おむつの新商品が発表されました。
このおむつの新商品、実は・・・
ユニ・チャーム 城戸勉さん「2020年におむつから、おむつの『水平リサイクル』の商品を開発することができました」
使用済みのおむつをリサイクルして作った「RefF(リーフ)」です。
高齢化で増える大人の紙おむつのごみを何とかしたいと、リサイクルの取り組みが始まりました。
城戸さん「紙おむつというディスポ(使い捨て)の商品を提供しながらゴミになっているというのはモヤモヤ感がありました。それをなんとかしたいと思った」
そして開発開始から15年、一般向けの販売にこぎつけました。
しかし、材料は使用済みのおむつ。衛生面は問題ないのでしょうか。
まず薬剤などを使って汚物を取り除き、その後、水分を吸収する材料などを分別し再利用するパルプだけにします。
このパルプをきれいにするために使われるのが・・・
城戸さん「オゾン処理をすることによって殺菌・脱臭・漂白をする。これには強い酸化力がありこの技術を活用しました」
オゾン処理することで色がついていたパルプが白くなっていきます。
こうして、衛生的な材料を取り出すことに成功したのです。
記者「においはありませんし、手ざわりも一般的なおむつと違いはありません」
価格は、一般的な商品より数パーセント高くなっていますが、循環型社会への理解につながればと期待しています。
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