広島市のデパートでは30日、浴衣商戦が始まりました。
そごう広島店の呉服売り場には、約150点の色鮮やかな浴衣が取りそろえられています。
山口県出身の詩人、金子みすゞの世界観をモチーフとした浴衣です。親しみやすさや優しさを表現していて、初登場です。
江戸時代にはじまり、広島の夏を代表する祭り「とうかさん」です。「ゆかたの着はじめの祭り」とも言われ、その年の流行を発信してきました。
そごう広島店は、とうかさんに向けた需要を見込み、全国のグループ店に先駆け、売り場を展開しています。販売価格は3万円から5万円で、売れ筋の中心は3万5000円ほどだといいます。
廿日市市から
「着ると、キリっとした感じになる。洋服と違って。私たちの年代は、あまり色が入っていない、スッキリした浴衣がいい」
そごう広島店 黒崎千鶴 販売員
「久しぶりの浴衣の夏になるので、着ること自体を楽しんで、着ていただければ」
そごう広島店は、外国人観光客にも日本の夏の文化=浴衣をアピールしていくことにしています。
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