富山市の城址公園内にある「まちなか観光案内所」をぐるりと囲む長い列…。雨にも関わらず、オープンを待っていたのはガラスでできた「おすしガチャ」です。

観光案内所 職員「お待たせしました。ただいまからおすしガチャ始めます」

お客さん「あ、いくらでした。ほら。かわいい」

カプセルトイの中に入っているのは、お寿司。それも、ガラスでできたお寿司です。先頭に並んでいた女性は…。

先頭に並んでいた女性「5時半です。新幹線でガラス工房へ日帰りでつくりにくるらしいの。そのくらいのレベルで東京で人気らしいです。でもこれかわいいですよね」

この「おすしガチャ」は、市の観光協会が富山ガラス工房とタッグを組んで「すしのまちとやま」をPRしようと企画したものです。

今回販売したのは、ひとつひとつ手作りのガラス製のお寿司、限定70貫。寿司ネタはシロエビやブリなど全部で10種類、一貫1000円です。

一番の目玉は、1個だけの富山の名産「ますのすし」です。

1人1回のみ、限定70貫という特別な商品のため、わざわざ関西や関東など県外から駆け付けた人も。

大学生「エビとブリです。狙い通りです。三重県からこれのために。このあと海鮮を食べたいなと思っています」

女子大学「Xで知って、それで家族で盛り上がってそれで来ました。富山に来て初めて食べたお寿司がブリだったのですごい嬉しいです」

わずか20分で完売する人気ぶりでした。

富山市観光協会 太田直さん「新しく作ったものではなくて、もともとあった富山のガラスとお寿司を融合させるとこんなにすごいパワーを持つんだなというのはすごいなと思います。こういった商品を求めて富山に来られてそのあとは美味しいお寿司も食べて帰ってもらえたら非常にありがたいなと思っております」

寿司とガラスのコラボレーションが新たな観光の起爆剤になるのか、富山市の観光協会は第2弾も検討したいとしています。

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