2日午前8時10分ごろ、宮崎空港の管制塔から「敷地内で爆発音を確認した。詳細は分からない」と宮崎市消防局に通報があった。国土交通省によると、誘導路に陥没があり、滑走路を閉鎖した。全便の発着を見合わせ、詳しい状況を調べている。閉鎖は夜まで続く見通し。けが人はいない。
国交省によると、誘導路の一部に直径約7メートル、深さ約1メートルの陥没ができた。宮崎南署によると、国交省宮崎空港事務所から「アスファルトがはがれ、煙が上がっている」という内容の通報があり、空港関係者を避難させ、警戒に当たった。
空港のロビーでは、航空会社のカウンターの前に長い列ができた。
旅行で宮崎県を訪れた新潟県の公務員風間美咲さん(33)は「空港に向かう途中に携帯電話に通知が来て、欠航と知った」と慌てた様子。新幹線の手配や預けたペットの迎えもあるといい「まさかこんなことになるとは。どうなるのかとても心配だ」と漏らした。
宮崎空港は市街地から約5キロにあり、国際線も就航。かつては旧日本海軍の航空基地だった。
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