日本一のお風呂好き!?人口10万人あたりの公衆浴場の数が全国1位(23.0か所)で最も多い青森県。車には、常に風呂道具を積んでいるという県民も少なくありません。そんな青森の温泉や銭湯まで、青森市出身・ミュージシャン&芸人・ワハハ本舗のタマ伸也さんがドライブするシリーズ『あおもりドライ風呂』

案内役は、青森県住みます芸人の北野ごぼうさんです。今回2人がやってきたのは、“本州最北端”に位置する大間町(おおま・まち)

目的地となる温泉は、隣接する風間浦村(かざまうら・むら)にある『下風呂(しもふろ)温泉郷』です。ごぼうさんの情報によると、“激熱風呂”なんだとか。

今回は、せっかく本州最北端まで来たということで、温泉の前に大間崎付近で街ブラからスタートです!

大間といえば…海の幸!マグロ!!分厚い大トロ・中トロ・赤身にトロける

街ブラで始まる今回の『ドライ風呂』。大間崎の近くには、たくさんの飲食店が立ち並んでいます。

タマ伸也 さん
「やっぱり大間といえば、海の幸でしょう!」

最初に2人が気になったのは、“タコ”を売っているお店。足をそのまんま1本食べられる『やきだこ』(500円)や『たことんび』(200円)という“タコの口”などを販売するタコの専門店『新洋丸店あやちゃん号』です。

お店の方によると、タコに味付けはしていなくて、海の“自然の塩”がちょうど良いのだそう。タマさんは『やきだこ』、ごぼうさんは『とんび』を食べてみました。

タマ伸也 さん
「うまーい!塩っ気もバッチリ」
北野ごぼう さん
「ジューシー!」

続いては、自称“スイーツジジイ”のタマさんのアンテナが反応!ソフトクリームを見つけました。『お食事処 潮さい』では、ソフトクリームが各種350円で販売されていて、人気なんだといいます。

ちょっと風が強い中でしたが、2人はソフトクリームを堪能!

そして、“大間といえばマグロ”ということで『シーフードカフェナギサ』を訪ねました。

もちろん注文したのは、大間の王道『マグロ丼』!『まぐろ三食丼(大トロ・中トロ・赤身)』(2500円)を味わうことに。分厚く切られた赤身、中トロ、大トロが輝く至高の一杯をいただきます。

タマ伸也 さん
「うまい!うまい!うまい!やっぱり大間に来ないと」
北野ごぼう さん
「トロットロですね」

タマさん、あまりのおいしさで口元に米粒が付いていることにも気づかないまま食べ進めました。ごぼうさんに「ちょっと、オジさん…!」とツッコマれるお茶目っぷり!

大間で大満足したところで、いよいよ風間浦村へとドライブを開始。“今まで一番の山場”となるかもしれない風間浦村の名湯・激熱温泉へ。

600年以上の歴史ある温泉郷 閉館した温泉を後世へつなぐ新施設

風間浦村の温泉郷にある名湯『下風呂温泉郷』に到着!温泉宿が立ち並びます。その歴史は、今から約600年前の室町時代後期から続くとされています。当時から『湯治場』として有名で、地元の人々はもとより、北前船でやってきた商人たちをも癒やしてきました。

また、作家・井上靖が昭和33年(1958年)に宿泊して、小説『海峡』を執筆したことでも知られています。『本州の、北の果ての海っぱたで、雪降り積る温泉旅館の浴槽に沈んで、俺はいま硫黄の匂いを嗅いでいる』の一節からは、昭和の文豪・井上が温泉郷に魅了されたことが想像されます。
さて、今回2人が紹介するのは、4年前(2020年)の12月1日にオープンした『下風呂温泉 海峡の湯』

こちらの温泉郷には、2つの異なる源泉を引いた『新湯』と『大湯』がありましたが、建物の老朽化により惜しまれながら閉館。

この源泉を後世に残すため、一度に2つのお湯を楽しめるようにと新設されたのが『海峡の湯』なのです。ちなみに『下風呂温泉郷』の源泉は、『浜湯』も合わせて3つ。その湯口は、全て100メートル以内にありますが、どれも異なる泉質です。
さて、『海峡の湯』がどんな温泉なのか教えてくれたのは、工藤洋子さん。

下風呂温泉 海峡の湯 工藤洋子さん
「熱いです。めっちゃ熱いです。シャワーだけだと入れませんよ。マジで」
タマ伸也 さん
「頑張ります!」
下風呂温泉 海峡の湯 工藤洋子さん
「はい。頑張ってみて」

それでは~、レッツ入浴~!

異なる2つの源泉をじっくり堪能…の前に約47℃の「激熱風呂」へ

【入浴料】
大人  450円
中学生 100円
小学生  50円

メインの浴場には3つの湯船があり、奥に見えるのが泉質の異なる『新湯』と『大湯』。そして、源泉は『大湯』と同じ名物の『熱湯(あつゆ)』が手前にあります。

まずは、『熱湯』に挑戦!ということで、掛け湯をしてみますが…

タマ伸也 さん
「掛け湯はこうやって!こうやって、こうやってやるんだよ!」
北野ごぼう さん
「タマさん、“ねぶた”みたいな顔になってます!」

『熱湯』の温度はなんと約47℃。あまりの熱さにまるで見えを切るねぶたのような顔になるのも納得です。

タマ伸也 さん
「ディレクターさん、無理じゃないかな、これ」

ということで、一旦、『大湯』へ避難します。『大湯』には、すんなりと入れた2人。『熱湯』で掛け湯をしたあとのため、リアクションは薄めでしたが、『大湯』も約45℃とかなり熱め。

特徴は、お湯は白く濁り、酸性が強くピリッとした刺激があるようです。
【泉質】酸性・含硫酸-ナトリウム-塩化物・硫酸塩泉
【効能】切り傷、やけど、慢性皮膚病 など

続いて、『新湯』へ。『新湯』は、お湯が柔らかく透明。成分が凝固した“湯の花”が咲くまさに名湯。

タマ伸也 さん
「あ!優しい。こういう優しいお湯の時に“ジジイの美肌”の出番ですよ」
【泉質】含硫黄-ナトリウム-塩化物泉
【効能】切り傷、やけど、慢性皮膚病 など

さらに、オーシャンビューが望める湯船『井上靖 ゆかりの湯』と『水風呂』もあります。ここで、タマさんが重い口を開きました。

タマ伸也 さん
「ごぼうちゃん、俺たちはやり残している事がある…」
北野ごぼう さん
「『熱湯』かぁ~。まさかとは思いますけど、それを見据えて水風呂に入っています?」
タマ伸也 さん
「あっ…バレた」

それでは、『熱湯』にレッツ再チャレンジです!

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